书城期刊杂志华西语文学刊(第九辑)
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第19章 “長い——短い”非对称性探微(1)

洛阳外国语学院 杨久成

摘要:空间反义形容词对“長い-短い”仅在空间跨度原型义以及“い”、“く”活用形分布、定语分布、空间概念域义项分布、肯定形谓语分布等方面反义对称。整体而言,两者无论是语义还是用法都呈现显著的非对称性特征,基本符合Clark等人提出的反义词对非对称性规律。《大辞泉》等现行辞书基于两者完全反义对称这一前提进行词条释义并不妥当。

关键词:空间形容词 反义词对 非对称性

一、引言

一般认为,反义词对的语义、用法并非完全反义对称,具有一定的非对称性。然而,关于日语空间反义形容词对“長い—短い”,现行许多辞书的词条释义却构建在两者完全反义对称的前提之上。譬如,《大辞泉》对“長い”的词条解释如下:

ながい【長い永い】[形][文]ながし[ク](1)(長い)はしからはしまでの隔たりが大きい―い橋―いひも手足が―い短い(2)ある時点までの間隔が大きい久しいまた永久である―い年月―い旅に出る―い時間話し合う短い(3)のんびりしている?また辛抱強い気が―い息の―い研究短い[派生]ながげ[形動]ながさ[名]

可以看到,“長い”每条义项均与“短い”一一对称。那么,“長い-短い”是否不具有非对称性呢?相关研究 仅涉及派生形“長さ-短さ”非对称性问题,其它问题鲜有涉及。本文拟援引认知语义学理论,结合语料调查结果,对此加以分析、验证。

二、语义分析

根据语料调查结果,参考日语词典 的词条释义,“長い-短い”语义可归纳为空间跨度义、纵横比例义、时间跨度义、时间极限义、抽象跨度义5类。其中,空间跨度义与纵横比例义为空间域义项,时间跨度义与时间极限义为时间域义项,抽象跨度义为性质域义项。下面逐一予以分析。

(一)空间跨度义

“長い—短い”是一对空间形容词。关于“長い”,《岩波古语辞典》称“長し”与ナガレ(流)ナゲ(投げ)同源,表示线性延伸跨度大。“短い”虽然词源不明,但自古至今一直是“長い”的反义词。因此根据认知语义学理论,“長い-短い”的原型义可判定为,物体(射体)与参照标准(界标)相比沿延伸轴线一维空间跨度的大小。

由于为原型义,该义项用法使用十分广泛,可充当多种成分。如,例(1)表示中指较食指长,用作谓语;例(2)表示猎物(黑人兵)的腿较日本人长,用作定语;例(3)表示头发垂得长,用作状语;例(4)表示鼻子短,用作谓语;例(5)表示脖子短,用作定语;例(6)表示额前头发剪得短,用作状语。另外,如例(7)、例(8)、例(9)所示,“長い-短い”还可搭配“道”、“距離”、“間隔”等一维空间概念名词使用,可视作原型义的直观体现。

(1)どうして手の中指は人さし指より長く?足の方は逆なのか。(『ノルウェイの森』)

(2)“獲物”は長い両膝を抱えこみ、顎を臑に乗せたまま充血した眼、粘ついて絡んで来る眼で僕を見あげた。(『飼育』)

(3)喜助はこの髪を、どこでおぼえたものか、白い元結でむすび、うしろへ長くたらし、神女の髪のように白くそめて艶だしをしていた。(『越前竹人形』)

(4)鼻は依然として短い。(『鼻』)

(5)兎口の胸にも、太く短い頸にも咬み傷が芽のようにふきでている。(『飼育』)

(6)……彼女は生え際の髪の毛を、二三寸ぐらいに短く切って、……。(『痴人の愛』)

(7)濡れた兵士の歩みは遅く、間隔は長くなった。(『野火』)

(8)僕は、あの白く長い道を、いちどじぶんの足で歩いてみたいと考えたことがある。(『日本戦後名詩百家集』)

(9)海に面した北側は、家の屋根にのぼれば、穴のふちまでの距離はいちばん短くなるが、それでもまだ十メートル以上はあったし、それにどこよりも急だった。(『砂の女』)

(二)纵横比例义

纵横比例义是由于意象图式<非反身≤≥反身>转换而从一维空间跨度义扩展而来。该义项为“長い”特有。空间跨度义是描述对象(射体)参照常识以及对照物等外在标准(界标)而言的。当物体与延伸轴线相切的横轴变为参照标准时,便形成了该用法。如,例(10)并非美女ナオミ脖子真的长,而是强调其脖子匀称修长。当然,空间跨度义与纵横比例义并非截然分明,有些用法介于两者中间。如,例(11)既可能永松的确脸长,也可能仅表示永松脸型修长。需要强调纵横比例大而非纵向跨度绝对值大时,如例(12)所示,可用“細長い”等词语加以明确。

(10)ナオミのように撫で肩で、頸が長いものは、着物を脱ぐと痩せているのが普通ですけれど……。(『痴人の愛』)

(11)私は永松の蒼い長い顔を見凝めた。(『野火』)

(12)あのひとは坐ったまま細長い首をのばして私のほうを見て、何の表情も無く、顎であがれという合図をした。(『斜陽』)

(三)时间跨度义

时间跨度义是通过隐喻转换而从空间跨度义扩展而来。空间域认知概念投射到时间域,形成该用法。如,例(13)表示交往持续时间长,例(14)表示不能长时间走石板路,例(15)表示接触期间短,例(16)表示劳动时间短,例(17)表示在马拉巴尔停留时间短。

(13)慈海も昔の秀子を知っていたから、ずいぶん、この女とも長いつきあいだと眺めざるを得ない。(『雁の寺』)

(14)蹄に鉄を打っていないから、石の道を長く歩けないし戦闘には不向きである。

(15)「新入リ」がそのヒエラルキーの最下層に位置づけられているのは、この接触の期間が最も短いためである。(『タテ社会の人間関係』)

(16)僕らが短い労働のあと始めた食事は単純だが豊富だった。(『飼育』)

(17)マラバール滞在を短く切りあげてマカオに着いた時、ウァリニャーノはもう二週間前に日本へ向けて出帆していなかったが、右のような指令がルッジェーリ宛にのこされていたのである。(『マッテオ?リッチ』)

该义项也可充当多种成分。特别是作状语时,“長い-短い”如例(14)、例(17)所示既可独立使用,也可如例(18)、例(19)、例(20)、例(21)所示附加“こと”(仅和“長い”搭配)以及“間”、“時間”等时间概念名词加以明确。

(18)八千代は珍しく一人で長いことしゃべった?(『マッテオ?リッチ伝』)

(19)長い間、二人は眺め入った。(『破戒』)

(20)父の長靴に踏みつけられた、うず高い落葉の間から死にものぐるいの地鼠が灰色の噴水のように勢よく跳び出し、僕をごく短い間おびえさせ、紅葉している灌木の茂みへ駈けこんで行った。(『飼育』)

(21)少女は僕を非常に短い時間、見つめ眉をひそめて駈け出して行った。(『飼育』)

另外,从空间跨度义到时间跨度义也并非截然分明,一些用法介于两者中间。如同是“長い旅”,例(22)强调空间概念,例(23)则强调时间概念。而例(24)中的“短いバス旅行”既可指距离短还可指时间短。

(22)長い旅を寝て行こうとする商人もあった。(『布団』)

(23)十二分に眠ったので?長い旅の疲れはすっかり回復している?(『あした来る人』)

(24)あのころ父は死んでいて、本宮から郡山までわずか四五十分のみじかいバス旅行は、僕の悲しい思い出につながっている。(『日本戦後名詩百家集』)

(四)时间极限义

时间极限义是通过提喻转换而从时间跨度义扩展而来。此义项为“長い”特有。时间跨度大特化为时间跨度无限大这一高突显度个类,形成该用法。如,例(25)表示送行的人与被送的人的相互永志不忘。当然,从时间跨度义到时间极限义也并非截然分明,一些用法介于两者中间。如,例(26)中的“長く愛される”既可被理解为“被永远爱戴”也可理解为“被长期爱戴”。需要强调时间无限延续时,可以将汉字标记改为“永い”或者直接使用“末長い”,如例(27)所示。

(25)……送る人も、送られる人も、共に共に長く忘れまいと思ったことであったろう。(『破戒』)

(26)西郷隆盛のような国民的英雄が長く愛される理由の中には「人を相手にせず、天を相手にせよ」といった訓が日本人の心に訴えるからであろう。(『マッテオ?リッチ伝』)

(27)あの、あんたの被爆日記は、図書室へ寄附して、末ながく保存するのでしょうが。(『黒い雨』)

(五)抽象跨度义

抽象跨度义是通过隐喻而从空间跨度义扩展而来。空间域认知概念投射到气味、性子、意味等性质域,形成该用法。如,例(28)表示信息涵盖量大,例(29)表示耐心大,例(30)表示文章简短,例(31)表示耐心小,例(32)表示说话简短。需要注意的是,时间跨度义到抽象跨度义并非截然分明,一些用法介于两者中间。如,例(33)既可指会话时间短也可指会话内容简短,例(34)既可指鸣叫时间短又可指鸣叫急促。强调信息简短时,如例(35)所示,可使用“手短い”等加以明确。

(28)まあ?話せば長くなるんだけどね。(『ノルウェイの森』)

(29)気を長くもって、根気よく、期待をもたず、順序よく、対策をこうじていかなければなりません。(『ひとりっ子の上手な育て方』)

(30)この種の論議には抽象語が多く、しかも文章が短くてすむ?(『マッテオ?リッチ伝』)

(31)丑松はこの細君の気の短い、忍耐力の無い、愚痴なところも感じ易いところも総て外部へ露出れているような――まあ、四十女に克くある性質を看て取った。(『破戒』)

(32)杏子は?笑いながら短くそれだけ言った?(『あした来る人』)

(33)一切を?梶はその短い会話で了解したらしかった?(『あした来る人』)

(34)「何だこら、もっと短く鳴け」(『黒い雨』)

(35)寧そこりゃ貴方に御願い申して、手短く書いて頂きたいと思いまして――どうして女の手紙というものはこう用が達らないのでしょう。(『破戒』)

“長い-短い”的空间跨度原型义反义对称,语义系统均跨空间→时间→性质3种概念域,但就具体概念域而言,“長い”的语义扩展能力显然大于“短い”。“長い”在空间、时间概念域内均进行了域内扩展(即:空间跨度义→纵横比例义、时间跨度义→时间极限义)。而“短い”则缺失类似扩展能力,由此导致“短い”的义项数量也少于“長い”。可见,作为一对反义空间形容词,“長い-短い”的语义系统并非一一对称,呈现较为显著的非对称性特征。

三、用法分析

为验证“長い-短い”用法是否对称,我们对BJSTC中日对译语料库(CJCS) 日文原版作品中的两者用例分布情况进行了调查。调查结果共有760条有效用例,“長い”618例、“短い”142例,两者的用例数量呈现显著的非对称性特征。那么,两者其它用法指标分布特征是否对称呢?参照杨久成(2011)的相关手法,结合前人研究成果,我们针对两者的活用、义项、成分、谓语等指标分布情况进行了调查。

(一)活用

表1的“活用”子表用于调查“長い-短い”的活用形分布是否相互对称。其中,“い”活用形一般用作连体形或者终止形,如例(36)、例(37)所示;“く”活用形一般用作连用形或者中止形,如例(38)、例(39)所示;“くて”活用形一般用作中止形,如例(40)所示;“かった”活用形一般用作终止形,如例(41)所示。

(36)第一に内供の考えたのは、この長い鼻を実際以上に短く見せる方法である。(『鼻』)

(37)話しかたがとげとげしく、語気も荒く、攻撃的で、文が短い。(『心の危機管理術』)

(38)君はまだ大分長く此所に居る積りですか。(『こころ』)

(39)その短く不安な待機が僕らを限りなく疲れさせた。(『飼育』)

(40)そして彼女の短くてやわらかい小さな男の子のような髪を撫でた。(『ノルウェイの森』)

(41)歩く時間より立ちどまっている時間が長かったかも知れなかった。(『黒い雨』)